2025年12月2日火曜日の相場分析

米国相場の事実確認

2025年12月2日9:20時点

  • 利下げ期待が87.4%→87.6%と高止まりが続いているの
  • 債権の利回り上昇で上がっていた株が売られた
  • エヌビディアはようやく買い戻され始めた

ニュースから事実確認

米国株式市場=反落、ダウ427ドル安 米国債利回り上昇が重し

[ニューヨーク 1日 ロイター] – 米国株式市場は反落して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、米国債利回りの上昇や、関税が引き続き製造業の足かせとなっていることを示す経済指標が重しとなった。

米供給管理協会(ISM)が1日発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は9カ月連続で拡大・縮小の節目を示す50を割り込んだ。関税措置の影響が続き、米製造業は低調な受注と原材料などの値上がりに直面している。

利下げ期待の一方で、債券市場では米国債利回りが上昇した。日銀の植田和男総裁が今月の金融政策決定会合で利上げの是非を「適切に判断したい」と述べたことを受け、日本や欧州の国債が軟調に推移した流れを受けた。

https://jp.reuters.com/markets/japan/NZMAQH73U5NGNLZLFZWUPZXQJM-2025-12-01/

【米国市況】円上昇、日銀利上げ観測で一時154円67銭-国債・株は下落

1日の外国為替市場では円が主要通貨に対して上昇。日本銀行の植田和男総裁の講演を受けて今月の利上げ観測が高まり、アジア時間に円が買われた流れを引き継いだ。

 スチュアート・ジェンキンス氏らゴールドマン・サックスのチームは「ファンダメンタルズ面では、米国の成長や関税の見通しを巡る不確実性が後退したことで、引き締め政策を継続するという日銀の基本シナリオの実現可能性が高まっていると植田氏は指摘した」と解説した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-12-01/T6LOFZKK3NY900

投機筋、またぞろ円売り加速か 日銀利上げの「限界」見透かす
日銀の利上げ確率が急上昇するなかで円買いが勢いを欠いている。

市場が織り込む12月の利上げ確率は8割まで上昇したが、3割程度だった11月中旬と比べ円相場の水準はほぼ横ばいだ。

政策金利の上限は1%ではないか。市場は日銀の利上げの「限界」を見透かし、日米の実質金利差への注目を強めている。

http://nikkei.com/article/DGXZQOUB01AH70R01C25A2000000/

事実から未来をを考える【米国株】

  • FRB内で利下げが高まってきている→株高要因
  • 日本の国債利回り上昇が世界に圧力をかける→株安要因
  • 日銀利上げ、米国利下げしたところで金利差は開いているのでまだ円高にはなりにくい

今後の考察

不透明・不安材料

  • 経済指標はどうなっているのか(直近は5日のPCEインフレ圧力がわかる)
  • 12月は利下げありそうだけど、その後はどうなるのか→発表日が株価のピークか?
  • 投資家が勝手に利下げすると判断している?

短期考察【1週間程度の目線】

  • 利下げ期待が87.4%→87.6%と高止まりが続いているので株価が上昇しやすい
  • ここから年末にかけて更に上昇するか?
  • 引き続き相場全体が上昇しやすい
  • FRB会合前の指標発表に注目が集まりやすい

中期考察【2週間程度の目線】

  • FRBは分かる範囲の指標発表で判断してくる
  • 12月は重要な指標発表がいつあるのか注意しておく
  • 12月が終われば次は1月28日の利下げが意識され始めるタイミングを観察する
  • 25日に時期候補者の発表で株高になりやすい

短期の戦略

  • SP500は利下げ期待で上昇中だが、ここから少し調整入りか?
  • 日本の利上げで円高へ動いたので米株は取引に注意する

米国の利下げ期待について考察

  • FOMCのメンバーが利下げ大丈夫じゃないか発言で利下げ期待前進
  • パウエルさんの次の議長にハセットさんになるかもしれないで利下げ期待前進
  • 経済指標が景気が悪くなってきている

上記の3つで利下げ期待が前進している。どれかが崩れると株安要因

下落のシナリオ

  • 12月の利下げ見送り
  • 指標で利下げするような数字じゃない
  • 上の2つがセットになる→超下落要因(暴落)

上昇シナリオ

  • 上の逆になれば上昇していく

今週の経済カレンダー

重要指標発表

  • 12月3日(水)ADP雇用者数
  • 12月6日(土)PCEコアデフレータ
  • 米FOMC12月9日、10日
  • 米雇用統計(10月分発表なし)11月分は12月16日
  • 米CPI(10月分発表なし)11月分は12月18日

ゴールド相場

ゴールドの事実確認

金スポット相場は小幅安。一方、供給逼迫(ひっぱく)を背景に、銀スポット価格は過去最高値を更新した。

  金、銀ともに足元ではFRBが今月の会合で利下げを決めるとの観測が追い風となっている。

  ANZグループ・ホールディングスのコモディティストラテジスト、ダニエル・ハインズ氏は「金相場が一服する中、投資家は銀に関心を移しているようだ」と述べた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-12-01/T6LOFZKK3NY900

  • 利下げ見込み高止まりで上昇継続
  • 利下げ期待が続くと上昇しやすい。逆に期待が下がると下落しやすい
  • 米中摩擦が激化すると上昇しやすい→現在落ち着いている→下落要因
  • ロシア・ウクライナが和平合意→強い下落要因(これまでの流れから合意はなさそう)
  • 2026年も利下げ方向なので長期的に上昇トレンド再開か?
  • FRBの発表日次第。その日がピークの出尽くしになる。GUの寄天などで調整が入りやすい

ゴールドのポジション

現在保有なし

どこかの調整でINしたい。→FRBの会合あとぐらいか?

日本相場

米国相場から考える寄り付き前の取引戦略

市場では、日本時間きょう午前10時からパウエル連邦準備理事会(FRB)議長が行う講演に関心を寄せる声が多数上がっている。

米金利先物市場で8割強を織り込む12月利下げが一段と確定的になるかがポイントだが、その後の政策見通しは「新議長人事を含む新体制の顔ぶれによって変わる」(大手銀のトレーダー)ため、発言の影響はそれほど大きくならないとの指摘も出ていた。

https://jp.reuters.com/markets/japan/PEG6BNZL4ZPVDF2E7LI3S7IENY-2025-12-02/

  • パウエルさんの発言次第で多少株価は動きそう→ブラックアウト期間なので発言があるわけない。
  • 米株は売られた後買い戻されているので、日本市場は上昇しやすいと思う

日本相場の答え合わせ

ここから下記更新は15:30分以降におこなう

TOPIX↓

  • 急落からの材料で尽くしで自律反発した
  • 1000円程度は暴落ではない。調整の範囲内。
  • 銀行業、金融は利上げ期待が噂から現実味を帯びてくると更に上昇している
  • 逆に不動産や電力は利上げではかなり売られる

ニュースから事実確認

日経平均は横ばい、前日安から反発後に失速 月初の需給売り観測も

[東京 2日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比17銭高の4万9303円45銭と横ばいで取引を終えた。朝方には前日安からの自律反発を期待した買いが入ったが勢いは続かず、徐々に水準を切り下げた。後場入り後には一時マイナスに転じる場面もあり、月初の需給要因の影響も意識された。

リバランスなど月初の需給売りの影響が意識された。

東証プライム市場の値下がり銘柄は7割近くと幅広く売られた。市場では「決算発表で企業業績は良かったが、(株価が)さらに上に行くほどの来期への期待はまだ見えない」(三木証券の北沢淳商品部投資情報課次長)との声が聞かれた。
https://jp.reuters.com/markets/japan/CUEJCRTTJFM77PV4Z5VT4ZOTLU-2025-12-02/

アングル:日銀利上げと米利下げ、織り込みで市場一服 「出尽くし感」に警戒
[東京 2日 ロイター] – 日銀の植田和男総裁による1日の発言を受け、市場で12月の金融政策決定会合(18ー19日)での利上げ織り込みが進んでいる。

ネガティブな反応が先行した株価はひとまず落ち着きを取り戻しているが、日銀会合だけでなく米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ織り込みも進む中、イベント後の「出尽くし」への警戒がくすぶっている。

<織り込みは8割と9割>
日銀が早い段階で12月の利上げを織り込ませる方向に動いたことで、市場では「売りも買いも明確な材料がなくなり、一服の時間帯になってきた」(三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト)との受け止めが出ている。

https://jp.reuters.com/opinion/forex-forum/VMM52VEN7JPRXICTBNRBK3NDEA-2025-12-02/

【日本市況】債券上昇、10年入札を無事通過し買い安心感-株式小反発
2日の日本市場で債券は上昇。警戒感の強かった10年国債入札を無事に終えたことで買い安心感が広がった。株式は小幅に反発、円は対ドルで155円台後半に下落した。

  財務省がこの日実施した10年国債入札は、投資家需要の強弱を反映する応札倍率が過去12カ月平均を上回った。10年債利回りは午前に一時1.88%と2008年以来の高水準を連日で更新しており、利回り水準の高さを評価した投資家の需要が集まった。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-12-02/T6M52XKK3NYB00?srnd=cojp-v2

事実から未来をを考える【日本株】

  • 日中摩擦が軽減されてきたが長期で燻りそう→株安要因→そろそろ忘れてきたかな
  • 12月利下げ→現在は織り込まれた価格→株安要因
  • 米利下げ期待前進→株高要因
  • 月初のリバランス→株安要因(いつおわるんだろ?昨日で終わったかと思った)

今後の考察

不透明・不安材料

  • 日銀が利上げを行うのはいつになるのか?12月か1月か?→12月になりそう

短期考察【1週間程度の目線】

  • 3指数ともに利上げで下落し、もうしばらく続きそう
  • 銀行系と保険以外は下落しそう
  • 利上げが織り込むまでは下落基調なので売りのほうがよさそう
  • 瓦斯、電力、不動産は特に売られやすい

中期考察【2週間程度の目線】

  • AI半導体、造船、防衛は中長期では再度上昇するので監視は続けておく
  • 利上げで銀行系が上昇しやすい。
  • 日銀会合の日がピークになる

メモ

  • 為替は日本のインフレ収束のタイミングで急速に円高に向かう
  • 2024年8月5日の教訓から日銀は利上げ前に予告する(市場との対話)→12月1日の記者会見で匂わせてきた→市場は織り込んでいる
  • 銀行株の売り時は植田総裁が利上げを発表する翌日にするべきだった。それまでは期待で上昇する

短期の戦略

  • TOPIXが再上昇するまでは下降トレンドの売りをメインで進める。
  • TOPIXが5MA上向きなので明日上昇するとトレンド再開するので、売りポジ決済を検討
  • 買なら銀行関係にする
  • 国債の利回り上昇で保険業は損失が膨らむので下落するのかどうなのかわからないので見送る

個別銘柄の売買記録

保有中の銘柄一覧

2025年12月2日火曜日
買い:2
売り:0

新規で購入した銘柄

東邦チタニウム 5727 【売り】(NEW)

保有数:300株
購入価格:1213円
現在の損益:-443円

下降シナリオ
パターン1 下降トレンドで5MA下抜け
全MA下向きで小BOX&サポートラインを下にブレイクした。
主要なMAを下に抜けている。
1150円とかでも反発しそうだけど、ひとまず節目の1100を目指す

上昇シナリオ
急上昇で今日の陰線を陽のリバーサルで終えると上昇へ
1200小反発よこよこ小休憩で再下落もありそう
EPSは2倍上昇予定なので、そのうち反転上昇する


ミマキエンジニアリング 6638 【売り】 (NEW)

保有数:500株
購入価格:1492円
現在の損益:-45円

下降シナリオ
パターン1 5MA下抜け
日足は明日には全MA下向きが完成する
出来高大陰線を完全に下抜けたわけではないので、ヒゲを付けながらゆっくり下げていって
最後にドーンって下落しそう。
直近目標は過去のサポレジ1410

上昇シナリオ
今日の陰線を完全否定のリバーサルで上昇再開。
パターン2の安値切り上がりは強力なので警戒する。


オリエンタルランド 4661 【売り】

保有数:200株
購入価格:2921円
現在の損益:+4447円

下降シナリオ
全出来高足よりも下で、全MA下向きの三角保ち合いを下抜けの陰線。
1日通して売られ続け、大引前も買われる気配が無かった。
よって、2800の節目までは下落するのではないか。

上昇シナリオ
今日の陰線が否定されて全戻しのリバーサルになるとシナリオが崩れるので、即決済でOK
TOPIXとも大して連動していないので

フラメモ 12月2日
場中はずっと十字だったけど、大引前に売られて陰線になった。シナリオ通りなので継続保有


ウェザーニュース 4825 【売り】

保有数:200株
購入価格:3860円
現在の損益:+12480円

下降シナリオ
安値切り上がりになるかと思われたところで、大陰線で全MAを下に抜いた。
TOPIXと連動した感じなのでここから下げ幅を拡大していくかも知れない。
直近の出来高足も下抜けたのが良い

上昇シナリオ
折れ線だとちょうどサポートで止まっているので、もしかしたら反発して安値切り上がりで上昇していく可能性あり。
もう1回MA群をうわ抜けると上昇していきそう

フラメモ 12月2日
自律反発あるかと思ったが、シナリオ通り下落していったのでそのまま保有


売却した銘柄

ありません。

決済価格:
損益:

決算理由