漫画「死役所」(しやくしょ)のキャラクターと登場人物を職員を中心にまとめています。
お客様は仏様です。此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。
ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。
“助けたこと、後悔してるんです。…こんなことを考えてる、自分が嫌で…”命を棄ててまで、守りたいものはありますか?
「シ役所職員」キャラクター・登場人物一覧
死役所に勤務するキャラクターをまとめています。
判明していない項目は「不明」
シ村/市村 正道(しむら まさみち)
主要職員の一人。シ役所に訪れた「お客様」を適切な課に案内する。
辞令ではなく希望で総合案内にいる。
非常に優秀で、波風立てず卒なく業務をこなす。
作られた笑顔の裏には、絶句するような冷たい表情が隠れている。イラついた時や妻のことになると笑顔が消える。
- 登場:1巻~
- 性別:男
- 年齢:不明
- 部署:総合案内
- 口癖:お客様は仏様です
- 死刑の理由:冤罪
得意業「共感」・・・ごねるお客様を落ち着かせる
「ですよねー」「そう思いますよね」と思わずお客様が言ってしまう。
笑顔の仮面を常に絶やさないが何度か素顔や冷たい表情を見せる。
・子供を5人殺した事を武勇伝のように語る職員候補の江越にキレた。
・なかなか成仏しない女子大生三樹ミチルが「人殺しのくせに」と激しく罵倒して詰め寄った時、泣く子も黙る冷酷な表情で黙らせた。
・寺井修斗に「加護の会に市村幸子はいませんか?」と訪ねてなかなか答えない時にイラついた。
・イシ間が成仏するときにいつもの笑顔でなく素顔を見せた。
作り笑顔の理由
笑っていれば大抵の人は騙せるから。
自分も含めて。
シ村の過去
生前も役所の職員で「コオロギ弁当」のタマゴ焼きのファンだった。
冤罪で死刑になった。
手続きしたら普通に成仏できるけど、それを蹴ってシ役所にとどまっている。
理由は加護の会にいる妻の「市村幸子」を待つため
拘置所での様子
生前の拘置所にて、いつも壁側を向いて巡回に来た刑務官に背を向け首を見せるように立っていた。
「反抗的でも無いのに、無機質で不気味」と刑務官に思われていた。
ニシ川/西川 実和子(にしかわ みわこ)
- 登場:1巻~
- 性別:女
- 年齢:不明
- 部署:自殺課
- 口癖:馬鹿ですか?
- 死刑の理由:連続殺人
シ村とよく話ししているので、仲が良いと他の職員に思われている。
ニシ川の過去
生前の職業は美容師
6巻に登場する花平妙子の夫「繁之」の愛人。
「幸せなうちに殺してあげる」「幸せなんだから笑いなさいよ」といいながら殺害したあと、口をハサミで切り裂いた。
愛人の花平繁之以外にも複数の人を殺害していた。
イシ間/石間 徳治(いしま とくじ)
- 登場:1巻~8巻
- 性別:男
- 年齢:不明
- 部署:他殺課
- 特徴:涙もろい
- 死刑の理由:子供2名殺害
涙もろく特に子供関連についてはいつも胸を痛めている。
イシ間の過去
戦後まだ日本が貧しい時に弟姪ミチの親代わりになる。
ミチを強姦した少年二人をクワで殺害して、山中に埋め隠した。(後日ミチも事実を知る)
ミチが嫁いで1年後に死体が発覚した。裁判では強姦のことは隠したため、死刑になってしまった。
そんなミチと死役所で再会する。ミチが天寿を全うして老衰のためイシ間より年齢が上だった。
認知症だったがイシ間の事を覚えていた。ミチは無事に成仏することができた。
イシ間の成仏
ある日「成仏の辞令」が届いた。気持ちの整理がつかないまま業務をこなしている時に、インフルエンザで死亡した小学4年生の尾ヶ崎秀哉と出会う。
一人で成仏させるのは可愛そうだからということで、一緒に行くことになった。
職員に見送られ笑顔で成仏した。
ハヤシ/林 晴也(はやし はるなり)
- 登場:1巻~
- 性別:男
- 年齢:不明
- 部署:生活事故死課
- 口癖:真すか(まことすか)
- 死刑の理由:親子3名殺害
お客様の本やマンガ、有名人のサインをコレクションしている。
シ役所で過ごすうちに他人の心を考えられるよう、自分のことを見つめ直す努力をした。
見つめ直すことで、罪を反省できると信じて職務に励んでいる。
ハヤシの過去
カッとなると周りが見えなくなり暴走してしまう性格。ハヤシを想う姉がいる。
中学生の時に大好きだった祖父の葬式に、父親から「オマエは自分の子供ではなく、祖父と妻の間に生まれた子供だ」と言われ、出生の秘密を知ってしまった。
高校生の時にいじめられていた幼馴染のまりあを助けるために、いじめていた墨谷を3階の窓から落とし、軽症をおわせた。
高校を退学して、真面目に働き普通の生活を送っていた。
まりあと結婚して子供もでき、順風満帆に言っていたかに思えたが自分の子供では無いことが判明した。
父親と名乗る男が現れ、別れて欲しいと言われ、カッとなってその場にいたまりあ、男、子供の3人を殺してしまった。
無抵抗の子供を殺した理由が「バケモノみたいに見えたから」
岩シ水/岩清水 直樹(いわしみず なおき)
- 登場:1巻~
- 性別:男
- 年齢:不明
- 部署:人為災害死課
- 死刑の理由:ネットカフェに放火して10人殺害
人の気持を理解できず、感情をえぐるようなことをさらっと言ってしまう。
お客様を怒らせたりするので、度々シ村に言動を注意されている。
放火で10人殺害したことはに対して全く反省しておらず、シ村やハヤシを苛つかせた。
岩シ水の過去
「なんでもお父さんの言うとおりにしなさい」と考えることを放棄するようなしつけされて育てられた。
主体性がなく典型的な指示待ち人間に育つ。
自宅が全焼して、ネットカフェで生活してたところガラの悪い男に目をつけられ金をゆすられる。
パニックになり「ネットカフェなんて無くなればいい」と考えてしまい放火した。
松シゲ/松重 謙三(まつしげ けんぞう)
- 登場:1巻~
- 性別:男
- 年齢:不明
- 部署:交通事故死課
- 死刑の理由:不明
歯がないせいか滑舌が良くない。非常に聞き取りづらい。
交通事故死課は全身ばらばらでひどい外見のお客様が多い事をよく言っている。
松シゲの過去
不明
シラ神/白神 静佳(しらかみ しずか)
- 登場:1巻~
- 性別:女
- 年齢:不明
- 部署:病死課
- 死刑の理由:不明
イシ間が成仏する時に見送りに来た。手先が器用で折り紙でお花を作りプレゼントした。
シラ神の過去
物静かで交友関係も築かないタイプ。
ハシ本/端本(はしもと)
- 登場:7巻~
- 性別:男
- 年齢:不明
- 部署:他殺課
- 死刑の理由:不明
暗い性格で表情も乏しい。声も小さいので何を考えているのかわかりずらい。
ストレスに耐性がなく、カッとなりやすい。貧乏ゆすりが癖。
死役所で先輩のフシ見の逆鱗に触れ、カッターで喉を切られた。しかし、死後は傷が治らないためフシ見に糸で縫われた跡が残っている。
シ村と行動をともにするうちに、自分の考えや感情を少しづつ出すようになる
ハシ本の過去
不明
フシ見/(フシみ)
- 登場:1巻~
- 性別:男
- 年齢:不明
- 部署:他殺課
- 死刑の理由:不明
ハシ本と同じ課で先輩。「衝撃・振動」が苦手で。
キレたハシ本からカッターで襲われたが、ハシ本油断した時に奪いハシ本喉を切り裂いた。
弱そうな外見だがためらうことなく人を切ることができる。
フシ見の過去
不明
竹シタ/(たけシタ)
- 登場:1巻~
- 性別:男
- 年齢:不明
- 部署:癌死課
- 死刑の理由:不明
成仏したイシ間よりも長らくシ役所に勤める。
まだまだ成仏するには時間がかかりそうな発言をする。
竹シタの過去
不明
シン宮(シンぐう)
- 登場:1巻~
- 性別:女
- 年齢:不明
- 部署:死産課
- 死刑の理由:不明
明るくてコミュニケーションが上手なおばちゃんキャラ。
ボティータッチもやってくる。
自分で申請書を書くことができない胎児や未熟児の代わりに代筆して成仏申請書などを書いている。
かなり忙しい部署でバリバリ死事をこなしている。
シン宮の過去
不明
加賀シロ(かがシロ)
- 登場:1巻~
- 性別:男
- 年齢:不明
- 部署:巻添嘱託死課
- 死刑の理由:不明
冷たい性格で人を寄せ付けない。
シ村に「廊下の真ん中を歩くな邪魔くさい」「相変わらず気色悪い笑顔だな」と言ったり。
成仏したイシ間には「最後までぬるい奴だったな。あの男はいちいち客に同情して鬱陶しかった」と言った。
死役所の業務には同情はいらないと考えている。
嘱託殺人には理解があり、「本人の希望で殺してあげたのだから殺してあげた側は誇りに思うべきだ」という考え方をしている。
加賀シロの過去
不明
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